2005年04月04日
天使と悪魔
世界平和と反戦への呼びかけと活動の実践、生命倫理などの分野でキリスト教的道徳観の再提示などを行い、宗教の域を越えて世界に影響を与え続けたローマ教皇が逝った。
その報道で出てくる言葉で、1冊の本が頭に浮かんだ。ハーヴァード大学宗教図像解釈学の教授であるロバート・ラングドンが、科学の最先端技術(反物質=1グラムの反物質で広島に投下された原爆と同じエネルギー)、科学とキリスト教の対立の歴史(キリストの誕生など)、「イルミナティ」(ガリレオも所属していた世界最古の科学者達の秘密結社で、現存していないはずの組織)、図像学(アンビグラム化=逆にしても同じように読むことが出来ること)など一見難しく重いテーマに対峙していく物語「天使と悪魔」(ダン・ブラウン著)である。そこに、ヴァチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂、ローマ市内の名所(教会、広場)などの耳なじみのある実在の施設、コンクラーベ(次期教皇の選出)、カメルレンゴなど最近のニュースでよく聞くことばが出てきたからだろう。そしてこの本は、ローマを旅しているような感じにもなることも僕を虜にした理由の1つだろうし(1度行ったことのある人なら、なおさらそう思うはず!あー、また行きてー!)、スピード感とリアリティが魅力の1つであった。
教皇のご冥福を祈りつつ、もう1度読み返したくなってきた。お薦めです。
投稿者 naoi : 2005年04月04日 21:50